県立国見高校の40代の女性事務職員が6年にわたってサッカー部の寄宿舎の費用など総額2180万円余りを横領したとして、県教育委員会は15日付でこの事務職員を懲戒免職処分としました。
懲戒免職処分を受けたのは、県立国見高校でサッカー部の寄宿舎や購買部など公金ではない「私費会計」を担当していた47歳の会計年度任用職員の女性です。
県教委によりますと事務職員は、2018年度から今年7月までの間、私費会計の銀行口座からの不正出金や徴収した金の未入金、それに別会計からの不当な補填を繰り返し、あわせて2188万円余りを横領しました。
県教育委員会 教育政策課 犬塚尚志 課長
「不祥事の防止と学校教育に対する信頼回復に全力で取り組んでいる中、このような事案が発生し県民の皆様に深くお詫び申し上げます」
県教委の調査に対し、事務職員は横領の動機を「生活苦」と話しているということです。
県教委は管理監督責任として横領が行われた期間の国見高校の校長と事務長、あわせて4人も減給2カ月の処分としています。
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