神埼市にある高校で介護を学ぶ生徒が、県の新規採用職員に認知症の人への正しい接し方などを伝えました。
【高校生】
「認知症は病気ではなく脳が病気になることで認知症という症状が出てきます」
この講座は、県民と接する機会が多い職員に認知症について正しい知識を身につけてもらおうと、今年度から勤務する県職員を対象に行われました。
15日は、県の職員約90人が受講。
介護の知識や技術を学ぶ神埼清明高校の3年生14人が認知症の症状や割合、正しい接し方などを紙芝居や寸劇をしながら説明しました。
「ここで何しているんですか」
「何ばしよったかな私たちは」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
劇を通して驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない・否定しないなど認知症の人と接する際に大事なポイントを伝えました。
【神埼清明高校 初村悠作さん】
「いろんな方に知っていただくことで認知症の方が暮らしやすい社会が作れると感じていたのでその社会を作るために今日は頑張りました」
【県長寿社会課 森茜音さん】
「認知症についての理解を深めることができたと思う。認知症の方やその家族を温かく見守って支えられるような存在になりたいと思う」
県によりますと、県内の認知症患者は推定で約3万3000人となっています。
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