牛の感染病「ランピースキン病」が国内で初めて福岡県の農場で確認され、服部知事は18日、まん延防止のため、家畜伝染病予防法に基づき、牛の所有者に対し牛にワクチン接種を受けさせるよう命令しました。
県によりますと、ランピースキン病はウイルスによる牛の感染病で、牛の皮膚に結節が見られたり、乳量が減ったりするほか発熱や鼻汁などさまざまな症状が出ます。
国内では11月6日に福岡県内の乳用牛の飼育農場で初めて感染がわかり、これまでに県内では8つの農場で感染した牛が確認されているということです。
このため服部知事は18日、まん延防止のため家畜伝染病予防法に基づき、牛の所有者に対し牛へのワクチン接種を命令する告示を出しました。
対象はランピースキン病が発生した農場から半径20キロ以内の福岡県内で飼育されている牛で、期間は11月21日から来年3月31日までとなっています。
ワクチンの接種は無料だということです。
県によりますと、ランピースキン病は牛の病気であり人には感染せず、ワクチンを接種した牛の肉や乳を飲食しても人の健康に影響はないということで、冷静な対応を呼びかけています。
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