兵庫県知事選挙で斎藤元彦さんが再選したことを受けて、18日日本維新の会の吉村洋文共同代表は記者団に『すごいですね、脱帽です』と斎藤さんに祝意のメールを送ったことを明かしました。また、兵庫県議会の百条委員会の在り方について疑問を呈しました。
■「すごいですね、脱帽です」斎藤さんに祝意のメール
【維新・吉村洋文共同代表】「『すごいですねと、脱帽です、当選おめでとうございます』という内容のメールを、斎藤さんに送りました」
「斎藤さんとは仕事を一緒にやってきましたから、本当にいろいろあったんですけど、もともと大阪府庁でも一緒に仕事をし、優秀だという思いで、一回目の選挙ですけど、ぼくは維新で何度も入って、そして斎藤さんが知事として誕生して」
「また改革の方向性も含めて、県立大学の無償化だとか1000億の庁舎を止めて、財源を生み出して、この高校生とか子供たちに投資をするとか、改革の方向性もすごく一致しているなという思いでもやってきました」
■「斎藤さんを完全否定した議会が百条委を継続する正当性はあるのか」と維新・吉村氏
また、斎藤さんのパワハラ疑惑などを巡る告発文書を調査する兵庫県議会の百条委員会について吉村共同代表は「別にやめろという趣旨ではないが、知事に不信任決議を出した議会が、百条委を継続する正当性はあるのか」と疑問を呈しました。
【日本維新の会・吉村洋文共同代表】「百条委員会を継続していくことの正当性ってあるんですかね。だって、それも含めて、百条委員会やってる最中で不信任決議を出して、斎藤さんを完全否定したわけでしょ」
「強制失職をさせるか議会解散をさせるか、2つに1つしかない法的拘束力のある判断をしたわけですから。それで、斎藤さんが信任されたわけですから、兵庫の県民の皆さんに」
「選挙でもいろんな意見も出てましたし。行政体とすれば、第三者委員会に調査を委託して、行政としてはそれをやって、来年の3月ぐらいに第三者委員会の結果が出ると、これは行政としての意思決定で特にそのままなんでしょうけど」
「百条委員会の途中で、維新も含めでですけども、全会一致で不信任を出して、知事として認めないとなったのに、その知事が戻ってきて、何事もなかったかのようにそのままのメンバーで百条委員会って続けていけるものなのかなって」
「そこに正当性はあるのかなって思います。別に百条委員会をやめろという趣旨じゃないんですけども」
■「吉村氏にまだメール返信していない」と斎藤さん
一方、当選から一夜明けて会見に臨んだ斎藤元彦さんは、隣接する大阪府の吉村知事から連絡があったか?という問いに対し「連絡はあったが、すぐ寝てしまったので変身していない」と答えました。
【斎藤元彦さん】「私から特に連絡はしてないが『おめでとう』というメールはありました」
「今回、色々あったが、再び知事という立場にならさせて頂くことになりましたので、関西広域連合もそうですし、兵庫と大阪は連携しなければならないことがたくさんテーマごとにあるので」
「そういったことを、これからも行政としてやっていくということは大事だと思います。きのう夜、すぐ寝てしまったので返信はしてないですけど」
■「民意を得た。職員は一緒にやることが地方公務員の責務」
また、斎藤さんは「民意を得た。職員は一緒にやることが地方公務員の責務」と語りました。
【斎藤元彦さん】「やっぱり今回民意を得て、再び兵庫県知事選挙で知事として就任させて頂きますんで、民意を受けた立場でもありますから、職員の皆さんはやはり知事部局として、そこを一緒にやっていくっていうことが、地方公務員としての責務なので」
「もちろん僕もコミュニケーションとか、仕事で連携していくことは当然ありつつも、やっぱりそこは、ひとつのチームとして皆が一緒にやっていかなければならない」
■25日の証人尋問に斎藤さん出頭要請
百条委員会を巡っては、今月25日の証人尋問に斎藤さんに出頭を要請することが18日に決まりました。
去年実施されたプロ野球の優勝パレードや、パワハラの疑惑について証人尋問が実施される予定です。
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