19日午前10時、出直し選挙で再選した兵庫県の斎藤元彦知事が再選後初めて登庁し、選挙管理委員会から当選証書を受け取った。斎藤知事は「しっかり、頑張りたいと思います」と述べ、4年の任期がスタートした。
自らの失職によって行われた兵庫県知事選挙で勝利し、知事に返り咲いた斎藤氏は、午後3時から就任会見に臨んだ。
パワハラなどの問題を告発され、約4割から「見聞きした」との回答が上がっていた県職員や、全会一致で不信任を突きつけられた県議会議員との今後の向き合いについて、斎藤氏は会見で「何より大事なのが、職員の皆さんや県議会との対話を通じたコミュニケーション、そういうことによって県政をしっかり前に進めていきたい。まずは、職員の皆さんへの感謝を持ってやっていくことが大事だと思う」と述べた。
また、パワハラがあったのか、なかったのかについて問われると、「私自身は確かに一部不適切な行為をしたという事はありますけども、あくまでも良い業務、県政をしていきたいという中で業務上の指導や色んな注意を厳しくさせて頂いたということはあると思う」と否定はしなかった。
19日午前の就任式では職員に対して、「(自分自身)生まれ変わる、一からスタートしていくという気持ち。何よりも謙虚な気持ちを持ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と述べていた。
一方、パワハラなどの疑惑を調査している議会の百条委員会は、斎藤氏を25日に証人尋問に出頭するよう要請も、この日は政府主催の全国知事会の開催があり、斎藤知事の百条委員会への出席は難しいと会見で述べた。
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