再選した兵庫県の斎藤元彦知事が、19日午後3時から知事に就任して始めての会見に臨んでいます。

斎藤知事は「周りへの感謝の気持ちをしっかり抱きながら、やっていく」と意気込みを語りました。

■「仕事は一人ではできない。謙虚な心さらに抱いて一からスタート」

【斎藤元彦知事】「これから、新たな兵庫県政として本日からスタートという形になります。私自身も就任会見でも述べさせて頂きましたけど、やはり今回、県民の皆さんに文書問題で大きなご心配、そして県政に対するご不安を与えたということを、改めてお詫びを申し上げたいと思います」

「そのうえで、今回の兵庫県知事選挙でもそうでしたけども、自分自身が周りの皆さんへの感謝の気持ちですね、仕事というのは、一人でできるものではなくて、周りの皆さんのサポートがあって、やはりできるものだということです」

「周りへの感謝の気持ち、これは県職員の皆様、それから県議会もそうですし、県民の皆さんへの感謝の思いをしっかり抱きながら、やっていくということです」

「そして、自分自身も謙虚な心をさらに抱いて、一からスタートということで、きょうからほんとに仕事をさせて頂きたいと思っています」

■「県職員、県民と共に歩む」

「選挙戦を通じまして、多くの県民の皆様からやはり政策への期待ですね、若い世代の皆さんからも、多くの期待も頂きましたし、声も頂きました」

「こういった若者支援をはじめとする、県民の皆さんの暮らしや、生活、そして教育、福祉、医療、介護、県民の皆さんが直面する様々な課題に対して、県政がやはり寄り添って支援をさせて頂く」

「物価対策もそうですけど、そういった県民の皆様に近い、県民の皆さんのための県政をこれからもしっかりと、県職員の皆様はじめ、関係者の皆様と共に歩ませて頂きたいと思っています」

■「県職員と県議会と対話を通じたコミュニケーションにより、県政を前に進める」

「これからやはり対話というものも大切だと思っていますので、様々な方との丁寧な対話を通じて、まさに仕事をしていきたいと考えています。兵庫の躍動を止めてほしくない、止めたくないという思いで、今回選挙戦、戦わせて頂きました」

「これまでの改革の歩みを引き続き継続し、そして必要な政策をもっと、やっていくと。その際には、県民の皆様の声をしっかり聞いて、県政に反映していくと、そして何よりも大事なのが県職員の皆さんや、県議会との対話を通じたコミュニケーション、そういうことによって、県政をしっかり前に進めていきたいと思います」

「メディアの皆さんとも引きつづき、様々な形での県政の発信含めた関係についても、また引き続きご協力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

■「一緒に頑張るしかない」「斎藤さんは、立花さんの演説を肯定も否定もしなかった」職員から様々な声

斎藤知事の再選について、関西テレビの取材に対し、職員からは「誰であろうと正常に戻ったのはよかった。『生まれ変わる』という言葉を信じる」「一緒に頑張るしかない。混乱を収めて欲しい」という前向きな声が聞かれました。

一方で、「人って変わるとは思わない」「デマや真偽不明の情報が飛び交い、SNSなどで職員が知事をいじめていると書かれ、動揺などにより、辞める職員も出てくると思います」「斎藤さんは、立花さんの演説を肯定も否定もしなかった。間違ってたら発信すべきだと思うけど、それもしなかった」と語る職員もいました。

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