岩屋毅外相は19日の記者会見で、南米ペルーの首都リマで16日(日本時間17日)に閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の締めくくりの集合写真の撮影に石破茂首相が欠席したことは「結論から申し上げれば、非常に残念だった」と述べた。一方で「会議自体の成果や各国首脳との関係構築に影響を与えたとは考えていない」と話した。
首相は今年9月に死去したペルーのフジモリ元大統領の墓参りを行ったがその道中で事故渋滞に巻き込まれたとみられ、集合写真の撮影に間に合わなかった。SNS(ネット交流サービス)では、首相の「失態」だとして批判する投稿が相次いでいる。
岩屋氏は「(首相は)首脳会議で各セッションに出席し、それぞれのテーマで我が国の主張をしっかり発信した。米中をはじめとする各国首脳とも2国間会談を行い、首脳間の信頼関係を築いてもいる」と強調。「日系の大統領だったフジモリ氏の墓参をされたということは非常に意義があったことだ」と擁護した。【金寿英】
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