出直し選挙で再選した兵庫県の斎藤元彦知事(47)が登庁し、当選証書を受け取りました。
斎藤知事は19日朝、2度目の初登庁をしたということになりましたが、集まった支援者に祝われて大変なにぎわいで、9月に県庁を去る時とはまるで違った光景でした。
不信任案の可決を受け失職した斎藤知事が2024年9月に県庁をあとにした時の映像では、お見送りには報道関係者と一部の議員しかおらず、支援者も多くはいなかったということでした。
そして3年前、1期目の初登庁の日の映像では、多くの県職員に歓迎されている様子で、就任式を終えて庁舎内に戻るまで大きな拍手が続きました。
そして19日の映像を見てると、人の数は3年前と同じくらい集まっているのが分かります。
就任式の県職員の参加については、業務中ということで、強制的なものではないということです。
県庁によりますと、前回の就任式はコロナ禍だったため一概に比較はできないとしつつ、集まった一般の人は今回の方がはるかに多かったということです。
就任式の発言も見ていきます。
斎藤知事は「もっともっと丁寧に丁寧にコミュニケーション・対話を尽くしていく」「至らないところがあれば“こうした方がいい”という声を届けてほしい」と話しました。
今後のスケジュールを見ていきます。
まず11月25日に、百条委員会が斎藤知事に証人尋問に出席するように要請していますが、19日の会見で斎藤知事は、「25日は全国知事会があるため出席は難しい」とも話していました。
ただ百条委員会にはしっかり応じていくとしています。
予算案などを決める業務的なこともありますが、まず最初の斎藤知事の仕事は県の職員としっかりと向き合うことなのかもしれません。
そんな中、百条委員会のメンバーの辞職もありました。
パワハラなどの疑惑を調査する百条委員会のメンバーの竹内英明県議(50)の辞職が発表されました。
理由は、斎藤知事を支援した人たちが、議員や家族にネット上で誹謗中傷を行ったことが理由としていて、家族から「政治の道から退いてほしい」という要望があり、18日に辞職しました。
そして、百条委員会の委員長・奥谷謙一氏(39)も選挙期間中に中傷や脅迫を受けたということで、法的措置を検討しているということです。
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