長崎の秋の大祭・長崎くんちで「川船」を奉納する魚の町で140年前の明治時代に着用された豪華な衣装が長崎市に寄贈されました。

衣装を寄贈したのは4年前に閉店した「江崎べっ甲店」の9代目 江崎淑夫さんで、長崎市の鈴木市長から感謝状が渡されました。

寄贈されたのは長崎くんちで魚の町が奉納する「川船」で飾船頭が着用した衣装3点です。

長崎刺繍が施され、約140年前、淑夫さんの祖父にあたる6代目 江崎栄造さんが着用しました。

2014年に衣装を新調する際には、この明治期の衣装を参考に新しい飾船頭の衣装が作られました。

300年以上続いたべっ甲店の建物を解体するにあたり、蔵で大切に保管されたものを適切に管理してほしいと今回、江崎さんからの申し出で寄贈されることになりました。

江崎淑夫さん
「個人所蔵だと皆さまにお披露目することは(ない)」「寄贈することで市民の皆さんに見ていただけたらと思って」

衣装は長崎歴史文化博物館に所蔵され、今後くんちの時期などに合わせた一般公開も検討しています。

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