左・玉木雄一郎氏=玉城達郎撮影、右・石丸伸二氏=尾籠章裕撮影

 国民民主党の玉木雄一郎代表と、来夏の東京都議選に向け地域政党創設を表明した石丸伸二前安芸高田市長が19日夜、ユーチューブ番組で対談した。石丸氏は「(国民民主は)参院選に集中するのがお互いのためだ」と述べ、都議選と同時期に予定される参院選で互いに候補者をすみ分けるなどの連携を提案。玉木氏は「石丸新党を見定めたい」として、明確な回答はしなかった。

 両氏はユーチューブ番組「リハック」のライブ配信で対談。石丸氏は都議選に関し「国政政党には本当にご退場願いたい」と述べた上で、玉木氏に参院選に集中するべきだと要求。これに対して、玉木氏は「都議会は(国民民主の議席が)ゼロなので議席はほしい」とし、「まだ石丸新党のコンセプトがベールに包まれたままなので、我々としては粛々淡々と良い候補者を探す旅に出るしかない」と慎重な姿勢を示した。

 さらに石丸氏は「うまく歩調が合わせられるなら、僕が国民民主に(参院選で)何かお手伝いをしたい」と重ねて提案。「参院選で僕が出てみる」とも述べた。玉木氏は「まずは石丸新党をどういうあれ(コンセプト)でやるのか」などと述べるにとどめ、回答を避けた。【田中裕之】

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