自民、公明、国民民主3党の政調会長は20日、国会内で会談し、国民民主が主張する「年収103万円の壁」引き上げやガソリン減税の検討を明記した総合経済対策について合意した。政府・与党は22日にも経済対策を閣議決定し、28日召集の臨時国会で、経済対策の裏付けとなる2024年度補正予算案を成立させたい考え。

 自公が衆院で過半数を持たない「少数与党」となる中、補正予算案成立への協力を取り付けるため、国民民主の主張を取り入れた。「103万円の壁」に関する具体的な引き上げ幅や、暫定税率の廃止を含めたガソリン減税の方法などは、年末の税制改正に向けて協議する。【遠藤修平】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。