赤磐市が計画している、会員制ディスカウントストア「コストコ」の誘致を核とするまちづくり構想について、倉敷市の企業が計画エリアの一部にディスカウントストアの出店計画を進めていた問題に対し、赤磐市の友實武則市長はコストコを誘致することは都市計画の理念から公平さを欠くことはないとの認識を示しました。
(赤磐市 友實武則市長)
「現在の都市計画案において、コストコの誘致をする一方で、大黒天物産の出店ができないことについて公平さ、公正さを欠くことはない。ご理解をお願いしたい」
赤磐市は、新たなにぎわい・交流拠点として、市役所から2キロほど離れた河本・岩田地区の土地に、コストコのほか商業施設や企業などの誘致、道の駅とバスターミナルの整備を計画しています。
この計画を巡って、ディスカウントストアの「ラ・ム―」などを運営する倉敷市の大黒天物産が市の計画の進め方について2024年9月に意見書を提出。「道の駅」の整備が計画されている場所に2010年ごろから出店を計画し、地権者と交渉を進めていることを友實市長は認識したうえで何の説明もなく道の駅を整備し、隣接する土地に「コストコ」を誘致する計画を策定したと主張していました。
しかし、大黒天物産は11月20日、「コストコの出店の弊害になり、赤磐市のお客様にご迷惑をかける事になる」などとコメントを発表し、計画エリア内で出店する意思は現時点ではないとしています。
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