衆院長崎3区補欠選挙で当選を決め、万歳する山田勝彦氏(中央)=28日夜、長崎県大村市

28日投開票の衆院3補欠選挙のうち、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件で前議員が離党して辞職したことに伴う長崎3区補選で、野党対決を制した立憲民主党前職の山田勝彦氏(44)は28日夜、長崎県大村市の事務所で支援者を前に「腐敗した政治を変えなければならない」と表情を引き締めた。

午後8時過ぎに当選が報じられると、支援者ら約30人から拍手が湧き起こり、山田氏は深く一礼。花束を渡されると、笑顔を見せ「国会で、誰よりも現場主義で必要な政策を訴えたい」と述べた。

次期衆院選で山田氏は、選挙区定数「10増10減」に伴う区割り変更を受け、新2区に出馬する。自民現職との対決が予想され「政権交代の期待に応えられるよう活動したい」と力を込めた。

敗れた日本維新の会新人の井上翔一朗氏(40)は佐世保市の事務所で「有権者の安心感などの部分で至らなかった」と表情をこわばらせた。次回選は新3区で挑む予定という。

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