中谷元防衛相は21日、訪問先のラオスの首都ビエンチャンで、中国の董軍国防相と会談した。中国政府が8月の長崎県沖での領空侵犯を「気流の妨害」による不可抗力だったと認めたことを踏まえ、再発防止の徹底を求めた。中谷氏が10月の就任後、中国国防相と会談したのは初めて。

日本防衛省によると、石破茂首相と中国の習近平国家主席が15日のペルーでの首脳会談で「戦略的互恵関係」の推進を確認したことを受け、中谷氏は防衛当局間でも意思疎通を図っていく考えを伝達。中国の軍事動向を巡り、東シナ海への進出やロシア軍との共同活動などへの懸念を伝え、台湾海峡の平和と安定の重要性も提起した。

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