中谷防衛相は21日、訪問先のラオスで中国の董軍国防相と会談し、「軍事活動の活発化を深刻に懸念する」と伝えた。
ラオスの首都・ビエンチャンで行われた会談の冒頭、中谷防衛相は、「日中間には安全保障に関わる多くの懸案が存在する。中国側の軍事活動の活発化について、我が国として深刻に懸念する」と述べた。
また、8月に起きた中国軍機による初の領空侵犯について、改めて厳重に抗議し、中国側からの説明を聞いた上で、再発防止を強く求めた。
一方、石破首相と習近平国家主席の首脳会談が開かれたことに触れるとともに、「防衛当局間で率直な議論と意思疎通を重ねることは、極めて重要だ」と述べた。
そして、中谷防衛相と董軍国防相は、2019年を最後に途絶えている自衛隊と中国軍の部隊間交流の再開を含め、防衛当局間の対話や交流の重要性で一致した。
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