中谷防衛大臣はラオスの首都ビエンチャンで、南シナ海で中国との領有権問題を抱えているフィリピンのテオドロ国防相と会談しました。

冒頭、テオドロ国防相が「『南シナ海は平和だ』という中国の主張は、全く受け入れられない」と述べたのに対し、中谷大臣は「すべてに同意する」と応じ、両氏は南シナ海で軍事活動を活発化させている中国への懸念を共有しました。

そのうえで、力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対していくことで一致しました。

また、両氏は「防衛装備移転三原則」に基づいた日本からの警戒監視レーダーの輸出を着実に行っていくことを確認しました。

このあと中谷大臣はインドのシン国防相とも会談し、海上自衛隊の護衛艦に搭載している最新型のレーダーの装備移転に向けた協議を進めるとともに、アメリカやオーストラリアを交えた共同訓練の実施など、多国間の防衛協力を強化していくことを確認しました。

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