政府は22日、先月1日に発足した第1次石破内閣の石破茂首相と閣僚計20人の保有資産を公開した。家族分を含めた資産の総額は平均7245万円となった。5人が1億円を超え、最多は国土交通相を既に退任した斉藤鉄夫公明党代表の2億3838万円。首相は3376万円で12位だった。
首相は鳥取市に土地や建物を所有。株式は三菱重工業や東京電力ホールディングスなど7銘柄2万3925株、乗用車は1台申告した。妻佳子さんは東京都杉並区の土地と建物、有価証券390万円などを報告した。
斉藤氏の資産は有価証券1億8898万円が大半を占めた。株式は夫妻で計35銘柄3万7千超を保有。無額面のため銘柄と数のみ申告し、資産額に含めないため、実際の資産は公開額を上回る。
2位は浅尾慶一郎環境相の2億3326万円で、東京都世田谷区の土地2億1138万円を記載した。3位は加藤勝信財務相の2億396万円。東京都西東京市の土地のほか、有価証券1億5099万円、ゴルフ会員権1口などを報告した。
最少は法相を務めた牧原秀樹前衆院議員の844万円だった。
今月の第2次内閣発足により退いた斉藤、牧原両氏と小里泰弘前農相も公開の対象となった。第2次内閣で入閣した鈴木馨祐法相、江藤拓農相、中野洋昌国交相は今回の対象に含まれない。〔共同〕
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