航空自衛隊がミサイル攻撃を受けた際に屋外にいる隊員を避難させる「退避壕」の整備を、那覇空港に隣接する那覇基地で進めていることがわかりました。
那覇空港に隣接する航空自衛隊那覇基地です。手前に入口のようなものがある構造物が確認できます。これはミサイルが着弾した際に屋外にいる隊員を破片などから守る「退避壕」と呼ばれるものです。
退避壕はもう一か所確認でき、航空自衛隊は昨年度整備に着手したことを明らかにしました。
内倉浩昭航空幕僚長「退避壕は那覇基地の継戦能力を確保し、人的戦力を保護するために整備するといった趣旨で行っています。」
退避壕の具体的な整備数や収容人数、性能については明らかにしていません。
那覇基地は民間機が運航する那覇空港と隣り合わせで、有事を想定した計画が進められていることに利用客からは戸惑う声が聞かれました。
「観光客も怖いんじゃないかな、不安要素が出るんじゃないかな。(空港を)もっと安心して使えるようにしてほしいです。」
「(防衛力が)どんどん拡大して、自衛隊の活動が盛んになっていくのは怖い。「防衛費もどんどん上がってきてるし、(国民を)守るためと言っているけど、実際は戦争するために、日本政府が準備してるんじゃないか」
航空自衛隊は、退避壕の整備計画は南西諸島の防衛を目的としているかという質問に対して「事柄の性質上、回答を控える」としています。
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