産業や文化の発展などに貢献した人に贈られる今年の「県民表彰」の受賞者が発表されました。

地元で獲れたアジやイワシなどを使った揚げたてかまぼこにクエン酸を加えて塩分を1パーセント以下に抑えた「三減かまぼこ」など様々な商品が並びます。

「長崎蒲鉾」の高崎一正社長(65)はより多くの人に長崎の魚を味わってほしいと多くの商品を生み出してきました。
(※社長の「高」は「はしごだか」、「崎」は「たつさき」)

すり身の製造や販売などを行う「長崎蒲鉾水産加工業協同組合」の代表理事 組合長も務めています。

見た目がよくないけれどおいしい魚、いわゆる「未利用魚」の活用などに取り組み、組合の発展や水産業の振興に貢献したことなどが評価され、県民表彰を受賞しました。

高崎一正 代表理事 組合長
「海の中には利用できない魚。要するにお金にならない魚、色んな魚がおる」「獲ってすぐ加工すれば、おいしいすり身にできないかなとかですね」

原料の高騰や後継者不足などの課題もありますが、長崎のかまぼこの魅力を県の内外に発信し続けたいと意気込んでいます。

高崎一正 代表理事 組合長
「かまぼこやさんも随分少なくなったんですけど、やっぱり何とかこれ以上組合員が減らないように」「本当、長崎のかまぼこおいしいよね。特徴もあるよねと思うんですよね。だから今、頑張っているかまぼこやさんと一緒に蒲鉾組合を盛り上げて」

県民表彰は産業や文化、教育などの進展に顕著な功績がある人に贈られるもので、今年は高崎さんを含む、個人94人と、26の団体が受賞しました。

表彰式は23日に県議会議場で行われます。

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