北朝鮮による拉致問題の早期解決を願う国民の集いが24日、鳥取県米子市で開かれました。集いには林官房長官が出席し、米子市の松本京子さんの拉致現場を合わせて視察しました。

拉致現場を視察したのは、拉致問題担当大臣も務める林芳正官房長官です。24日午前、松本京子さんが47年前に拉致された米子市和田町を訪れ、京子さんの兄・孟さんらと対面した後、当時の状況などについて説明を受けました。

林芳正官房長官:
今も帰国が叶わないという状況にあり、帰りを待ち続けている孟さんとの2人の気持ちや関係者の気持ちを思うと胸が締め付けられる思い。

1977年10月21日に拉致された松本京子さん。未解決のまま47年が経ちました。県内の特定失踪者の家族なども出席する中、24日午後に開かれた「拉致問題の早期解決を願う国民のつどい」では、京子さんの兄・孟さんが、改めて世論後押しを求めました。

拉致被害者・松本京子さんの兄・孟さん:
妹が帰って来る…そのことだけを楽しみに生きています。皆さんの温かい心をぜひ私どもに授けてください。松本京子が帰ってこれるその日まで。

林官房長官は、石破政権の最重要課題として取り組み、1日も早い帰国を実現させたいと語りました。

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