日本、イタリア両政府は25日、自衛隊とイタリア軍が燃料などの物資を融通し合うための「物品役務相互提供協定(ACSA)」に署名した。共同訓練しやすい環境を整え、軍備拡大を続ける中国を念頭に安全保障分野での連携を強化する。
岩屋毅外相が主要7カ国(G7)の外相会合に出席するため訪問中のイタリアで、クロセット国防相との署名式に臨んだ。国内手続きを経て発効すれば、日本のACSA締結国は米国、英国などに続き、8カ国目となる。
イタリアは近年、中国が海洋進出しているインド太平洋地域への関与を強め、日本とは英国を含む3カ国での戦闘機の共同開発計画が進む。8月にはイタリア海軍が空母「カブール」を海上自衛隊の横須賀基地(神奈川県横須賀市)に寄港させた。
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