兵庫県知事選期間中に、稲村和美氏支持を表明した市長会有志22人のうち、尼崎市の松本真市長は25日の定例会見で「市役所にはお怒りの電話もあったが、私の判断として応援したことにご理解頂きたい」と述べた。また「ネット上でバズらせることが目的のような動画もあり、ネット上での選挙活動について、グレーゾーンをなくすような交通整理は必要。公職選挙法の改正を含めて、国民的な議論があるべきだと思っている」と指摘した。
宝塚市の山崎晴恵市長も稲村氏支持の市長会有志に名前を連ねた。25日の定例会見で「ああいう手法で表明するのは誤解を招くと反対していた」と話した。「結果が県民の民意。選挙中のことを、その後の市政、県政に反映させることはない。やるべきことをきちんとやるだけです」と話した。
市長会の稲村氏支持に加わらなかった神戸市の久元喜造市長は25日の定例会見で、斎藤元彦知事が進めてきた県立大授業料無償化について言及した。「選挙戦で主張して当選したので、神戸市の立場から改めて反対などと言うことはない。推移を注視していきたい」と語った。これまで、若者を支援するのは大事だが、2%しか恩恵を受けられない政策は不公平だなどと述べていた。(谷辺晃子、三浦宏、杉山あかり)
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