公明党の山口代表は30日、衆院の3補選で自民党が全敗をしたことについて自民党に対する不満の表れだとの考えを示した。
山口代表は会見で「有権者から自民党の派閥のパーティー収入不記載の事件、自民党の対応について厳しい評価が補選で現れているかということを真摯に受け止めなければならない」「やはり政治資金を巡る、自民党の姿勢に対する不満があるということだろう」と述べた。
その上で、山口代表は今国会での政治資金規正法の改正の議論に向けて「公明党の提案に対して自民党の考え方がすべて出揃っているわけではない」と指摘し、自民党に対し、政策活動費の使途公開、パーティ券の購入者の公開基準引き下げなどについて考えを示すよう積極的な対応を求めた。
一方、今回の衆院3補選の結果を受け、衆院解散・総選挙の必要性について問われたのに対し、「今、政治に問われていることは、補選の結果も受けてやはり政治に対する信頼の回復が重要だ」「信頼回復に向けて真剣に国民の期待に合うような対応をしっかり進めていく姿勢を取っていくことが重要だ」と重ねて強調した
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