フィリピンを訪問した鬼木誠防衛副大臣は29日、同国のテオドロ国防相と会談し、海洋進出を強める中国を念頭に安全保障面での協力をさらに深めることを確認した。日本が2014年に策定した「防衛装備移転三原則」に基づく初の完成品の輸出として決めたフィリピンへの警戒管制レーダー4基のうち、2基目の引き渡し式典にも参加した。防衛省によると、鬼木氏はレーダーがフィリピンの平和に貢献することへの期待を示したという。
日比両国は米国、豪州を交えた連携を深めており、5月2日には木原稔防衛相が米ハワイを訪問し、4カ国の防衛相会談に臨む。(田嶋慶彦)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。