大型連休に合わせ、3カ国を歴訪中の岸田首相は日本時間の4日朝早く、パラグアイのペニャ大統領と首脳会談を行った。

同行しているフジテレビ政治部・福田真子記者が報告する。

就任後、初めての南米訪問で、大国・ブラジルに続いて訪れたパラグアイは、この地域で唯一、台湾との外交関係を持っている国。

岸田首相とペニャ大統領は1時間余り会談し、中国を念頭にした東アジア情勢の意見交換では、「力による一方的な現状変更の試みは許されない」ことを確認した。

共同会見では、ペニャ大統領が自ら台湾に触れ、「長い外交関係を有している。今後とも広範な協力関係を推進したい」と述べた。

岸田首相「パラグアイが日本にとって必要不可欠な友人であることをあらためて確信した。国際社会においても、いっそう緊密に協力する決意をここに表明する」

また、食糧資源が豊かなパラグアイなど南米4カ国が参加する関税同盟「メルコスール」について、岸田首相は「経済関係の緊密化を進める」考えを示した。

いわゆる「グローバルサウス」との連携強化を図る岸田首相は、4日にブラジルに戻り、約10年ぶりとなる中南米向けの政策スピーチをする予定。

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