自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、岸田文雄首相(党総裁)は6日、党政治刷新本部に設けた作業部会座長の鈴木馨祐衆院議員らと首相公邸で会談した。首相は規正法改正の与党案取りまとめに向け、公明党との協議を加速するよう指示。同時に自民案で「検討項目」にとどめた論点についても協議を始めるよう求めた。政治資金パーティー券購入者の公開基準引き下げなどが念頭にあるとみられる。
会談は首相がフランス・南米歴訪から帰国した直後に行われた。この日は祝日で、政治改革に取り組む姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。
フランス・南米訪問を終えて帰国した岸田文雄首相(手前)=6日午後、羽田空港
岸田文雄首相との面会後に記者団の取材に応じる、自民党の政治資金規正法改正に関する作業部会座長の鈴木馨祐衆院議員=6日午後、首相公邸
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