4月29日からアメリカを訪れていた拉致被害者の家族会などが5月4日、帰国しました。

政府高官などと15件の面会を行い、北朝鮮が全ての拉致被害者の一括帰国を約束すれば日本政府による独自制裁の解除に反対しないという新たな運動方針への理解を求めました。

【拉致被害者家族会 横田拓也代表】
「多くの方が異口同音で家族会の苦しみは理解するし、アメリカは皆さんと一緒にいるんだと温かい投げかけをしてくれた。とても実りのある訪米だったと思っている」

それぞれの面会では、拉致被害者である姉・めぐみさんの写真ではなく、敢えて、母・早紀江さんの写真を提示したと説明。

【拉致被害者家族会 横田拓也代表】
「改めて時間的制約がある問題だということを知って頂くために、母88歳の”めぐみがとられたまま”になっている残酷な状況を見てもらうためにこの写真をお見せして、それぞれの方にご理解頂いた形です」

また、面会では、北朝鮮への制裁状況を調べる国連安全保障理事会の専門家パネルが先日、活動を停止したことを受け、新たな監視策についても検討を要請したということです。

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