岸田文雄首相は7日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正論議を巡り「今国会中の改正の実現に向けて全力で取り組んでいきたい」と改めて強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は6日、規正法改正について自民党の政治刷新本部のメンバーと首相公邸で協議した。これに関しては「今週中にも（与党案の）とりまとめを行うよう、協議を加速することを指示した」と語った。
関係者によると、首相は政治家個人に支出し使途公開の義務がない「政策活動費」について、公開を検討するよう刷新本部メンバーに指示した。首相は記者団に対し「（協議の）中身については、自公で協議を行っているところであり、具体的に申し上げることは控えたい」と述べるにとどめた。【園部仁史】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
