立憲民主党の泉健太代表は8日、次期衆院選で掲げる候補者の擁立目標についていまの200人からの引き上げもあり得るとの考えを示した。徳島市内で記者会見し「200人で打ち止めではない。上方修正も考えながら擁立作業に臨む。全国の皆さんの期待は大きい」と述べ、擁立作業を加速すると強調した。

立民が8日時点で擁立を決めた小選挙区候補者は、現職を含め178人にとどまる。党内には4月28日投開票の衆院3補欠選挙での全勝を踏まえ、積極擁立論も浮上。枝野幸男前代表は「単独でも政権が取れる余地のある候補者を立てることが必要だ」と話し、定数の過半数(233議席)を目指すべきだとしている。

会見で泉氏は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け「政治に対する不信は極度に高まっている」と指摘。政権交代実現に向け、自民に代わる選択肢を示す上で「空白区を減らすのが野党第1党としての使命だ」と語った。〔共同〕

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