岸田文雄首相が6月15、16日にスイス中部で開催される「ウクライナ平和サミット」に参加する方向で最終調整に入った。13~15日にイタリアでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席後、スイスを訪問する予定。日本政府関係者が明らかにした。
平和サミットは、各国首脳級でウクライナ和平の道筋を協議する会議で初めて開催される。ウクライナが開催を強く求めてきたもので、ゼレンスキー大統領は80~100カ国が参加するとの見通しを示している。
首相は「日本がウクライナと共にあるという姿勢は揺るがない」と繰り返している。平和サミットに出席することで、ロシアの侵攻が続くウクライナへの連帯を示すとともに、法の支配に基づく国際秩序を重視する姿勢を示すとみられる。(西村圭史)
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