静岡県の川勝平太 知事の辞職に伴う県知事選挙が5月9日に告示され、午前9時現在で6人が必要書類を提出しました。

県知事選に立候補したのは、届け出順に政治団体代表の横山正文 候補(56)、共産党県委員会の委員長・森大介 候補(55)=共産党公認、元衆議院議員で浜松市長を4期務めた鈴木康友 候補(66)=立憲民主党・国民民主党推薦、元総務官僚で県の副知事を務めた大村慎一 候補(60)=自民党推薦、自営業の村上猛 候補(73)、会社役員の浜中都己 候補(62)です。

届け出の受付は9日午後5時までですが、他に立候補の動きはありません。

静岡県知事選に6人が立候補するのは2001年の5人を抜いて過去最多です。

選挙戦ではリニア中央新幹線の静岡工区に関わる対応や県が浜松市に建設を計画している新たな野球場、さらには浜岡原子力発電所の再稼働について論戦が交わされる見通しとなっているほか、喫緊の課題である人口減少対策や少子化対策、産業振興などについて、各候補がどのようなビジョンを打ち出すのかに関心が寄せられています。

県知事選をめぐっては、本来2025年6月にも行われる見通しでしたが、4月1日に行われた県庁の入庁式で川勝知事が新規採用職員を前に職業差別とも受け取れる発言をした責任を取り退職願を提出したため、1年前倒しで実施されることになりました。

なお、川勝知事はすでに立候補しないことを明言していて、投開票は5月26日に行われます。

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