新潟市は10日、4月分の職員給与で事務処理の誤りにより、正しく計算されず、45人の給与を誤った額で支給したと発表しました。
市によりますと、新規採用職員の初任給について、システムで初任給の入力後に各種処理を行うべきところ、初任給の入力前に処理を開始したことで、41人の職員に対し、誤った金額で給与を支給したということです。また、異なる任命権者間で異動する職員の給与についても、一部で、異動に伴うシステムの処理が行われず、4人の職員に誤った金額で給与を支給しました。
4月17日に、給与明細を見た複数の職員から指摘があり、問題が発覚しました。
給与額が不足していたのは15人いて、不足額は約2400円~約5万2000円。金額の大きい職員3人については、4月25日に。その他の職員12人についても4月30日に不足分を支給したということです。
一方で、過大支給した職員は30人いて、過大額は約1800円~約11万5000円。この30人については、5月分の給与で調整するということです。
新潟市の一般行政職の初任給は大卒で20万3425円(今年4月1日時点)でした。
市は職員の認識不足および確認不足が原因であることから、人事課・職員課で共通の手順書を作成し、担当職員全員が共通の事務処理手順に基づき業務にあたることで、再発を防止するほか、より確実な処理が可能になるようシステム解消を行っていくとしています。
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