岸田文雄首相は10日、首相官邸で鴨下一郎内閣官房参与と面会し創薬力の強化策を巡り意見交換した。鴨下氏は外資も導入した研究開発環境の整備や若手研究者への支援などを要望した。
政府の「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」(座長・村井英樹官房副長官)は近く具体策に関する提言をまとめる方針だ。同会議には研究者や製薬企業の幹部らが参加し、鴨下氏は座長代理を務める。
日本は世界有数の創薬国といわれていたが、海外企業との研究開発資金の差などが大きく創薬力が低下してきたとの指摘がある。構想会議でスタートアップ企業への支援が必要との意見も出る。
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