自民党の小渕選対委員長は12日、東京15区の補欠選挙に立候補を表明している乙武洋匡氏について、予定していた推薦を見送ると発表した。

理由として「12日までに本人から推薦の要請がないこと」「選挙区である江東総支部から党として推薦を出さないでほしいという要望があがっていること」の2つをあげた。

乙武氏をめぐっては過去の女性スキャンダルや、前回参院選に無所属で出馬し自民党と議席を争った過去などを問題視する声が党内から出ていて、東京選出の国会議員からも「推薦は理解できない」との意見が上がっていた。

東京15区の補選では12日時点で、乙武氏の他に立憲民主党の新人・酒井菜摘氏、日本維新の会の新人・金沢結衣氏、参政党の新人・吉川里奈氏、無所属で参議院議員の須藤元気氏、無所属で元衆議院議員の秋元司氏、諸派の新人の飯山陽氏、諸派の新人の根本良輔氏らが、立候補を表明している。

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