南陽市の山林火災を受けて、吉村知事は「鎮火後に被害調査を行い必要な対応を検討する」と述べた。また今後の対策として、森林の整備を進める考えも示した。

南陽市の山林火災について、吉村知事は10日の会見で、鎮火を確認した後、県が現地調査を行う考えを示した。
火災があった南陽市にはブドウ畑が多いため、農業被害も含めて調査し、関係機関と必要な対応を検討するとしている。

また、高畠町など県内各地で山林火災が相次いでいることを受け、吉村知事は「県として今後、森林の整備を進める必要がある」と述べた。

(吉村知事)
「燃えやすい下草であったり、一回火事になってしまうと燃え広がって消えにくくなるということが、放置した山だとそうなりやすいのかと今回心配になった。やはり“森林の整備”をしっかりやっていかなければいけないと思っている」

県内には山林の所有者や境界がはっきりしない地域もあるため、まずは市町村と連携して境界を明確化するところから進めていく方針。

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