次の衆議院選挙の新・和歌山2区をめぐり、自民党の二階俊博元幹事長の三男・伸康氏が17日会見を開き立候補を表明しました。
和歌山県田辺市で次期衆院選、新・和歌山2区で立候補を表明したのは、自民党・二階俊博元幹事長の三男・二階伸康氏(46)です。
伸康氏は、これまでに和歌山県町村会や県議会の有志の議員から出馬を要請されていました。
伸康氏の父・二階元幹事長はことし3月、派閥の裏金問題を受け、選挙への不出馬を表明。
二階氏の公設秘書を務めている伸康氏は出馬を要請された際「自分自身にその資格があるのだろうか」と話し「しかるべきタイミングで返事をしなければならない」と関係者と協議する意向を示していました。
そして17日の会見で伸康氏は、裏金問題について「公設秘書としてその責任を連帯して負うべきという考えは今も変わらない」としながらも、「地方の消滅はこの国の消滅につながりかねない。故郷を愛する仲間の皆さんと一緒に一歩を踏み出し、最終的に私自身は選挙において、有権者の皆様の審判を仰ぎたいと決意を固めた。世襲ということも含めて、最後は有権者の皆様に選挙という機会でご判断いただく」と話し立候補を表明しました。
新・和歌山2区をめぐっては、すでに共産党の新人・楠本文郎氏(69)が立候補を表明しています。
また、裏金問題で自民党を離党した世耕前参院幹事長が鞍替え出馬するかどうかや、現・和歌山2区の石田元総務大臣の動向も注目されています。
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