上川陽子外相は22日、中米グアテマラのマルティネス外相と東京都内の外務省飯倉公館で会談し、民主主義や法の支配といった原則を基に両国の連携を深めるため、政策協議を発足させることで合意した。グアテマラは台湾と外交関係を持つ12カ国の一つで、マルティネス氏は「グアテマラの台湾支持は不変だ」と説明した。

政策協議は移民や貧困の問題、平和構築への女性参画、核軍縮、気候変動が中心テーマとなる。

上川氏は「価値と原則を共有する重要なパートナーだ。両国関係の新たな高みを目指したい」と表明。マルティネス氏は「核軍縮ではグアテマラを常に同志国と捉えてほしい」と応じた。2025年大阪・関西万博に合わせてアレバロ大統領の来日を調整していることも伝えた。

会談に臨むグアテマラのマルティネス外相(左)と上川陽子外相=22日午後、東京都港区

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