フィリピンは、自国の船が中国海警局の船から放水銃の発射を受けるなど、中国との間で南シナ海の領有権をめぐる対立が深まっています。
こうした中、日本政府は、フィリピンと外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2プラス2を、2024年7月にもマニラで開催する方向で調整を進めています。
日本側からは上川外務大臣と木原防衛大臣が、フィリピン側からはマナロ外相とテオドロ国防相が出席する予定で、今の国会の会期延長の有無なども踏まえて最終的に開催を判断することにしています。
実現すれば、2022年以来2回目となり、自衛隊とフィリピン軍の部隊が共同訓練を実施しやすくするための「円滑化協定」の早期締結に向けた交渉の加速を確認することにしています。
また2023年、日本からレーダーを輸出したことを踏まえて、新たな防衛装備品の輸出をめぐっても意見を交わす見通しで、日本としては、中国が東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中、安全保障面での連携を強化したい考えです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。