自民党派閥の裏金事件を受け、衆院政治倫理審査会(政倫審)の野党幹事らは24日午前、自民の稲田朋美氏に対する質問状を衆院事務局に提出した。政倫審での弁明を求めるもので、裏金作りの実態について尋ねる内容だという。

 政倫審での全会一致の議決を受け、田中和徳政倫審会長(自民)が、裏金作りに関与した議員44人に文書で意向を確認したところ、全員が出席しない旨の回答をした。ただ、野党側の説明によれば、稲田氏は「さらに説明するよう求められれば、質問に答えることを拒むものではない」とも回答しており、24日正午までに質問要旨を出すよう政倫審側に求めていたという。(松井望美)

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