宮崎県は3年後の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催地に内定しています。開催地の正式決定を7月に控え、日本スポーツ協会とスポーツ庁が建設中の競技施設を視察しました。
訪れたのは日本スポーツ協会とスポーツ庁、それに県の関係者などあわせて46人です。宮崎市錦本町に建設されている県営プールは、競泳や水球などの会場として使用される予定で、着々と工事が進んでいます。
(秦萌記者)
「視察団がいるこちらが観客席。そして視察しているのが、50mプールです。かなり形ができてきています。」
工事の進捗率はおよそ66%。国民スポーツ大会委員会の山本浩委員長は、エントランスなどに県産木材を使うことや、観客席がおよそ2500席設けられること、50mプールの床が昇降式となっていて、25mプールにもできることなどの説明を受けました。
(日本スポーツ協会国民スポーツ大会委員会山本浩委員長)
「工事に遅れはない?」
「そうですね。遅れなくできている。3施設、体育館とプールと陸上競技場、お互いで人員が必要なので、うまく調整しながらなんとか。」
県営プールは今年12月に完成予定、利用開始は来年4月からの予定です。
続いて一行は宮崎県都城市へ。
(秦萌記者)
「開・閉会式が行われる予定の陸上競技場です。大屋根のあるメインスタンドをはじめ、バックスタンドはひなたカラーの観客席ができています。」
観客席の数はおよそ1万5000席。視察団は、コンコースから競技場を視察し、大屋根は雨や火山灰が降っても自然に流れるつくりになっていることなどの説明を受けました。
陸上競技場の工事の進捗率は74%で、今年12月に完成予定、来年度に利用できるようになる予定です。視察は23日と24日の2日間行われました。
(日本スポーツ協会国民スポーツ大会委員会山本浩委員長)
「極めて順調にやっておられる。宮崎県のスポーツ施設に対する底力の現れかと思います。第81回の国民スポーツ大会の開催地に宮崎県が決定されるように推薦していきたい。」
このほか、今ある施設のメンテナンスや合宿受け入れのノウハウの蓄積についても評価されました。
(日本スポーツ協会 国民スポーツ大会委員会 山本浩委員長)
「手慣れたスポーツ王国、宮崎県だと。建物は途中ですが、自信を持って「こうなります」と断言されている。プロ野球をはじめ、ゴルフなどいろんなスポーツを盛んに受け入れている宮崎県らしい対応だと思いました。」
3年後の宮崎での国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催は、7月17日に日本スポーツ協会理事会で正式決定となるかどうかが話し合われます。
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