群馬県の山本一太知事は24日、宇留賀敬一前副知事を再任する人事案について、県議会への提出を見送った。最大会派である自民党の賛成が現状では見通せないと判断した。山本知事は自民側と協議を続け、議会会期中の提出を探る考えだ。
宇留賀氏は21日付で副知事を退任し、出身の経済産業省に22日付でいったん復帰し退職した。山本知事は県議会5月定例会の初日だった24日の本会議に、副知事再任を求める人事案を提出する方針を示していた。
宇留賀氏は2019年8月に38歳で副知事に就任。23年8月に再任され、異例の5年目に入っていた。24年4月には経産省を退職して副知事に専念する意向を示していた。
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