米津龍一気象予報士:
あすのお天気、ポイントはこちら。
県南部中心に大雨の恐れが出てきました。
それはなぜかを説明します。
九州に低気圧があり、さらに前線が伸びている形となっていますが、この低気圧や前線の近くでは曇りや雨となるんです。
これが次第に東へと進んでくる予想です。
この低気圧や前線に向かって、大雨の材料となる非常に暖かく湿った空気が入ってくる形となり、
雨だけでなく、雷を伴う恐れがあります。
この雨が強まる時間帯があすの夕方から夜で、激しい雨のおそれがあります。バケツをひっくり返したようなレベルです。
これだけでなく、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要となりそうです。
それだけでなく、もう一つの要因はきのう発生した台風1号です。
まだフィリピンの東にある状況ですが、北東方向に進路を進めていきまして、今のところ県内には直接の影響はなさそうだと思います。
が、遠く離れているんですが、この台風由来の暖かく湿った空気が入ってくることで雨量が多くなる恐れがあります。
では、雨の様子を詳しく見ていきます。
あすの午前0時の予想です。この時間帯は目立った雨雲はかかっていないんですが、寝ている時間帯はそこまで雨の降り方は強くありません。
ところが、午前7時の時間は各地で傘が必要となりまして南部周辺では、土砂降りとなる可能性もあります。
お昼頃には各地で雨となりましてこの濃い青色はザーザー降り。
峡南や富士五湖さらに、北杜市の大泉周辺もこの後午後6時頃にはバケツをひっくり返したような激しい雨ということで、甲府周辺でも土砂降りとなりそうなんですね。
この夕方から夜にかけてが雨のピークとなりまして、日付が変わる頃にはだんだん雨が止んでくる見込みです。
予想されている降水量は多いところできょうの午後6時からあすの午後6時、峡南・富士五湖で100mm、あす午後6時からあさって午後6時は100~150mm。
これは南部町の5月の平年降水量、1ヶ月分が214mmなので、たった1日で1ヶ月分の雨が降る恐れもありますから、くれぐれも土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意警戒が必要です。
この雨量よりも多くなってくると警報クラスの大雨となる恐れもありますから、十分ご注意ください。
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