米津龍一気象予報士:

雨ですが甲府は特に夕方から降り方が強まりました。甲府だけでなくその他の峡南や富士五湖なども雨の降り方が強まってきています。
これから雨のピークを迎えるということになります。

それなぜなのかと言いますと、低気圧や前線がだんだん県内に近づいてきます。

この低気圧に向かって大雨の材料となる非常に暖かく湿った空気を運んでくる形となります。

これによって、今夜にかけて激しい雷雨のおそれがあります。

実際の雨の予想を見ていきます。この色は土砂降りで、薄いオレンジ色はバケツをひっくり返したような激しい雨ということになります。

午後7時にはこの南西方向から暖かく湿った空気が流れ込んでそこにぶつかりやすい峡南富士五湖の辺りが雨脚が強まります。

午後9時までが雨のピークということになりまして、その後午後10時にはだんだん雨脚は弱まってきています。

日付が変わって29日水曜日の0時には雨が止んでくる予想となっています。

予想されている雨量は多いところの峡南・富士五湖で100mm、中北・峡東・東部で60mmとなっています。
これはイメージで言うと大体半月分以上の雨がこれから降る可能性があるということになりますので、これから夜遅くになりますが、山や崖、川にはむやみに近づかないようにお願いします。

あすの天気はどうなるのか、ポイントはこちら。

"天気回復し、今度は厳しい暑さとなりそうです。

といいますのも、今夜の天気図に戻りますが、先ほど非常に暖かく湿った空気が流れ込んでくると話しましたが、空気が温かいんです。

ですからこれは上空の暖気の予想なんですが、丁度この低気圧に向かって暖かい空気が入っています。

これがあすになるとまず前線が離れていきますから、天気は回復傾向なんです。

この低気圧が持ち込んだ暖かい空気がまだあすも残ってる形となるんです。これによって、あすはきょうよりも気温が大幅アップし、30℃に届くところも出てきそうです。

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