気象庁によりますと、関東甲信では、前線や低気圧の影響で28日夜から29日未明にかけて荒れた天気となり、各地で雨や風が強まりました。

神奈川県箱根町で28日夜9時すぎまでの1時間に34ミリの激しい雨を観測したほか、東京・江戸川区で夜9時半に27.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。

千葉県市川市では夜9時前、東京メトロ東西線の行徳駅前で60代の女性が風にあおられて転倒し、頭を打って病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

また、さいたま市浦和区常盤では、夜9時前、国道の脇に植えられた街路樹が倒れて片側1車線の道路の半分が塞がれました。
警察によりますと、この倒木によるけが人はいないということです。

倒木は千葉県内でも相次ぎ、消防によりますと、住宅の一部が壊れたり道が塞がれたりしたということです。

気象庁は、関東甲信で大雨のおそれはなくなったとしていますが、伊豆諸島は前線が通過するため、29日昼前まで落雷や激しい突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。