富山県によりますと、能登半島地震では石川県で被災した富山県の3人が亡くなり、県内では49人がけがをしたほか、先月21日の時点で全半壊1001棟を含む1万8974棟の住宅で被害が確認されました。
先月30日の時点で被災した人のうち
▽123人が「公営住宅」に
▽480人が「みなし仮設」の賃貸住宅に身を寄せていて
氷見市は今月、災害公営住宅の場所や規模を示す方針です。
液状化の地盤対策を検討するため高岡市や富山市など4つの市でボーリング調査が進んでいて、地域に適した工法について
▽氷見市はことし10月
▽富山市はことし12月までに
▽射水市は早くて来年1月に
▽高岡市は来年3月に住民に示す方針です。
経済への打撃も広がっていて、トロッコ電車の愛称で知られる「黒部峡谷鉄道」は橋が被災したため、今シーズンの全線開通を断念すると先月明らかにし、新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放も延期されることになりました。
地震による観光業の年間損失額について、富山県は先月30日におよそ700億円に上るという新たな推計を示しています。
また、富山県には石川県の被災者も多くいます。
先月末の時点で、石川県の被災者のうち、28人が富山県内のホテルなどに2次避難しているほか、公営住宅やみなし仮設の賃貸住宅に合わせて100人、高齢者施設や病院に合わせて99人が滞在していて、引き続き石川県の被災者の支援も求められています。
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