この運動会は、学校のグラウンドに仮設住宅が建てられ、屋外での活動が制約を受けている子どもたちに、思う存分、体を動かしてもらおうと珠洲市のボランティア団体が企画しました。

運動会には園児から高校生まで100人余りが参加し、開会式では子どもの代表5人が「地震に負けず一生懸命頑張ります」と選手宣誓をしました。

参加者は3つのチームに分かれてさまざまな競技に取り組み、このうち直径1メートルほどの玉を転がしてリレーする「大玉転がし」では、「頑張れ」などと盛んに声援が送られ、いち早くゴールしたチームが喜びの声をあげていました。

このほかにも玉入れや大縄跳びが行われ、保護者などが見守る中、子どもたちは元気いっぱいに体を動かしていました。

小学3年生の男の子は「体を動かし、知らない子と話すのが楽しかったです」と話していました。

運動会を主催した団体の真脇魁代表は「子どもたちの笑顔を見られて最高でした。地震で大変なこともありますが、一瞬でも忘れて楽しんでもらえたようでよかったです」と話していました。

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