気象庁によりますと、日本の東にある高気圧の影響で西日本から北日本にかけての広い範囲で晴れて気温が上がっています。

午前11時までの最高気温は
▽兵庫県豊岡市で32.4度、
▽新潟県三条市と福井県小浜市で32度ちょうど、
▽鳥取市で31.9度、
▽大分県日田市で30.6度、
▽福島市で30.5度、
▽愛媛県大洲市で30.3度、
▽茨城県大子町で30.2度などと各地で真夏日となっています。

また、
▽大阪市で29.3度、
▽福岡市で28.5度、
▽名古屋市で28.4度、
▽東京の都心で27.8度、
▽札幌市で26.3度などとなっています。

このあとさらに気温が上がる見込みで、日中の最高気温は
▽大分県日田市と兵庫県豊岡市で34度、
▽鳥取市や福井市、山形市で33度、
▽熊本市や甲府市で32度、
▽大阪市で31度、
▽東京の都心や名古屋市、仙台市で30度、
▽札幌市で29度などと平年を3度から7度ほど上回ると予想されています。

この時期はまだ体が暑さに慣れていないため、我慢せずエアコンを使用したり、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給したりするほか、屋外で活動する際は長時間の作業や激しい運動を避け、適切に休憩を取るなど、熱中症対策を心がけてください。

一方、日本の南で停滞する前線に向かって湿った空気が流れ込んでいるため沖縄・奄美では大気の状態が非常に不安定になっています。

鹿児島県が瀬戸内町に設置した雨量計では午前10時までに1時間に52ミリの非常に激しい雨を観測したほか、沖縄県東村では午前11時までの1時間に30.5ミリの激しい雨が降りました。

気象庁は土砂災害や川の増水に警戒するとともに、低い土地の浸水や落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。

石川 珠洲 仮設住宅で熱中症に注意呼びかけ

能登半島地震の被災地、石川県珠洲市では午前中から気温が上がる中、社会福祉協議会の職員などが仮設住宅を回って熱中症に注意するよう呼びかけています。

12日午前11時半までの石川県内の最高気温は、
▽七尾市で30.9度、
▽金沢市で30.8度と真夏日になったほか、
▽輪島市で29.1度、
▽珠洲市で28.9度などとなっています。

珠洲市では市の社会福祉協議会の職員たちが仮設住宅を訪ねてお年寄りなどに熱中症に注意するよう呼びかけています。

職員たちは、住民たちにペットボトルの水を渡し水分補給をこまめにして日中の気温が高い時間の外出は避けるよう、声をかけていました。

仮設住宅に夫婦で入居している男性は「水分をよくとって暑いところには行かないように気をつけます。見守りしてもらえて、心の支えになっています」と話していました。

珠洲市社会福祉協議会の山さつきさんは「こまめに休んだり涼しいところで水分をとってもらったりして熱中症にならないよう気をつけてほしいです」と話していました。

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