団地通信の発行が始まったのは11世帯が暮らす穴水町の仮設住宅、下唐川第1団地です。

団地通信は復旧に向けて団結するという意味を込め「絆」と名付けられていて、団地の区長を務める加代等さんが6月から2日に1回ほどのペースで発行しています。

ゴーヤーの苗を植えて「緑のカーテン」を作ったことや、7月に地元で公費解体が行われることなど、団地内でのできごとや復旧に向けた情報を伝えています。

区長の加代さんは団地通信を住民に直接手渡しする際に体調や悩みも聞いていて、高齢者の孤立や災害関連死を防ぐことも目的としているということです。

受け取った住民の女性は「カラーでいつもきれいに作ってくれるので、わかりやすいし楽しく読ませてもらっています」と話していました。

加代さんは「仮設住宅に入っているみんなが将来のこの地区をどういう風にしていくかを考えるときのつなぎとして発行できればいいと思う」と話しています。

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