6月13日(木)も近畿地方は暑くなり、大阪では3日連続の真夏日となっています。14日(金)も厳しい暑さとなるでしょう。

 14日(金)の日中の最高気温は大阪で32℃など、多くの地点で30℃以上の真夏日となる見込みです。京都は35℃の予想で、6月中旬に猛暑日になったことは過去に一度しかなく11年ぶりのこととなります。湿度などの影響も加味した熱中症の危険度は、各地で上から2つ目の「厳重警戒」です。持久走など激しい運動は控えて、そもそも体調がすぐれない場合は、屋外での作業は控えるようにしましょう。

 季節はずれの暑さが続くわけは、梅雨入りが遅れていることが関係しています。梅雨前線は日本の南に停滞し、近畿地方は高気圧に覆われる見込みです。来週が夏至で、この時期は1年でも日ざしが最も強いため、晴れると気温が上がりやすくなります。また、12日(水)は中国の河南省で40℃を超えるなど、猛暑となっている大陸からの熱気が日本列島に届いていることも、暑さの原因の一つです。

 14日(金)は、もはや夏空でしょう。各地で晴れて、強い日ざしが照り付ける見込みです。紀伊山地など山沿いでは、午後に夕立のように雨の降る所がありそうです。局地的ではありますが、急な落雷に気を付けてください。

 週末にも「梅雨入り」が発表されるかもしれません。15日(土)からは雲が広がりやすく、梅雨空が続くでしょう。当初の予想よりも、土日の雨は“通り雨”程度で済みそうです。ただし、天気の崩れが限定的だと気温が上がり、内陸中心に30℃を超えて、蒸し暑くなるでしょう。しばらくは熱中症予防を徹底してください。

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