16日午前11時の雲画像を見ると、朝鮮半島付近の海上が茶色くなっているのが確認できます。これは黄砂とみられ、間もなく日本列島に飛んでくる見込みです。
【黄砂の予想】
気象庁は16日朝、黄砂に関する全般気象情報を発表しました。
16日昼過ぎから18日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で黄砂の飛来が予想されています。
水平方向で見遠しの効く距離、視程が10キロメートル未満となる所があり、視程が5キロメートルを下回る可能性もあります。
コンピュータの予想では、黄砂は、16日午後6時に福岡、17日午前3時に大阪、17日午後9時になると東京にも到達する見通しです。
東京・大阪で黄砂が観測されれば、3月30日以来、約半月ぶりです。
【宮城県への飛散予想・影響は?】
宮城県では17日朝、気圧の谷の通過に伴って、各地で雨が降る見込みです。この雨がやむ昼頃に黄砂が飛散し始め、18日かけて続く見通しです。
宮城県で黄砂が観測されれば、2023年5月以来、約11か月ぶりになります。
今回の黄砂予想は、3月下旬に黄砂が飛散した時の予想よりも濃度が小さいため、交通への影響が出る可能性は低いのですが、車や洗濯物が汚れる可能性はありますので、今後の情報に注意が必要です。
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